暮らし方

お母さん10人がおすすめする!子供に人気の動く飛び出す仕掛け絵本

「最近の仕掛け絵本」、読んだことありますか?

「仕掛け絵本」と聞くと、「ページを開くと飛び出してくるようなやつかな」となんとなくイメージされる方が多いかと思いますが、最近の仕掛け絵本は、ただめくると飛び出すだけでなく、物語にあわせて付属のモノを動かしたり、引っ張ったり、本自体を横から見たりと、子供を楽しませるいろんな工夫がされています。

実際に子育てをされているお母さんたちに話を聞いてみると、0歳、1歳、といった、赤ちゃんや、2歳、3歳といった小さな子には、まだ文字を読むのは難しく、一般的な「イラストが大きく掲載された絵本」であっても大人が一緒に読み聞かせてあげる必要がありますが、「仕掛け絵本」であれば、その工夫されたギミックの動き自体が面白く、子供ひとりでも楽しむことができるくらいのようです。

しかし、そんな仕掛け絵本も、内容はさまざまなので、子育てをはじめたばかりの方は、「どんな本があるんだろう?」「どの本がいいんだろう?」と、興味を持ちつつも、迷われている方もけっこういるのではないかと思います。

また、人によっては、孫や甥っ子、知り合いの子にプレゼントするために、少しリッチな本として、よい仕掛け絵本を探されている方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は「子供が実際にハマったおすすめの仕掛け本」と題して、子育てをされてきたお母さん10人に、お話をうかがってみました。

10人の方はお子さんの年齢層もさまざまで、お子さんの好きなジャンルや興味も違っているので、おすすめされる仕掛け絵本の種類もバリエーション豊かになりました。「この仕掛けで子供が興味を持った」「こんなことで困っていたときにこの本を買った」などといった、具体的な体験談もいろいろとうかがうことができました。

お母さんたちの中には、あなたの状況に似た方もいらっしゃるかもしれません。ぜひ紹介文を参考にしていただければと思います。今回のリストが、あなたの求める1冊を見つける助けになれば幸いです。

子供に人気の仕掛け絵本 おすすめの10冊

ホグワーツ魔法魔術学校ーハリーポッター

推薦人:ハリーのほうき
この本はクリスマスのプレゼントにとっておきの仕掛け絵本だと思います。ハリーポッターが好きな子供、マニアな大人に喜んでいただける本です。

私は、この本を初めて見た時、本にしておくのはもったいないと思ったほどでした。メリーゴーランドのように360°本が開き、立体的にホグワーツ魔法魔術学校の中を見ることができます。

自分がホグワーツの中を自由に歩き回り、グリフィンドールの生徒になったように創造を膨らますことができます。

開いたまま置いておくこともできるので、絵本としてページをめくるのではなく、話しを止めて絵とカラクリを楽しむ時間を入れることができます。子どもと一緒に読むことで、海外の暮らしや文化も自然に伝えることができ、お話するきっかけにも使える絵本です。

大人の方でも、この3Dの仕掛けを見ることで、物語に引き込まれていく感覚を感じてもらえます。子どもの時に憧れだった仕掛け絵本は、近年注目され、進化しています。実際に手に取って。その仕掛けを見てほしいです。

ぴよちゃんとさわってあそぼ!めくってばあ!

推薦人:さなママ
この絵本は「ぴよちゃんさわってあそぼ!」というシリーズのなかの一冊です。娘が3ヶ月の時に購入し、最初は親が読んでいましたがお座りが上手になってからは自分で遊ぶようになりました。

フェルトでできた仕掛けをめくると「ばぁ!」と虫や動物が登場するのがとても楽しいみたいで、声が出せるようになると、自分でめくって「ばぁ!」と興奮して読むようになりました!

このぴよちゃんシリーズ「ふわふわほんとはね」「ぷにょぷにょなあに?」も購入し、どれもとても楽しそうに読んでいましたが、娘が1番反応が良かったのはこちらの「めくってばぁ!」でした。

また、絵のタッチがほんわかしていて母親も読んでいて楽しめると思います。サイズも小さくバックにすっぽり入るので、外食の時など交通機関でお出掛けの時にグズグズし始めたら読むのに常に持ち歩いていました!

赤ちゃんに初めての絵本にもピッタリです!出産祝いのプレゼントにシリーズでプレゼントも喜ばれるのではないかと思います。

おめんです

推薦人:磯野ゆかり
仕掛け絵本には色々な仕掛けがありますが、おめんの仕掛けなんて初めてです。作者のいしかわこうじさんの可愛い絵とくっきりと綺麗な色使いも子供が好みそうな感じです。

また文字も大きく濃い字で文字数も少ないので、幼稚園の子供なら頑張れば自分1人で読めそうです。鬼のおめん、きつねのおめん、ひょっとこのおめんなど、いろんな種類のおめんをいろんな動物がかぶっています。

「○○のおめんをかぶっているのだあれ?」ときて、おめんをめくると動物の顔が出て「××でした」という繰り返しです。

子供と誰がかぶっているのか当てっこをして一緒に読んだり、実際そのおめんのページはおめんの目の部分がくり抜いてあるので、子供の顔に当てておめんをつけることもできます。それを子供が自分で鏡を見て喜んでいます。

最後のページには今まで出てきたおめん全てとその色違いなど沢山のお面が載っているので、「どれがいい?」「私はコレ!」と遊べます。1冊の絵本で色々な楽しみ方ができるので、いつまでも飽きることなく読めます。

とびだす!すいぞくかん

推薦人:おおさく
私のオススメしたい仕掛け絵本は、『とびだす!すいぞくかん』です。私の子供は男の子が二人なのですが、どちらも、魚や海の動物が大好きで、よく近くの水族館へ行きます。年パスも買うほどです。

長男はすでに四歳と大きくなった為、次男に仕掛け絵本として、プレゼントして貰いました。大人もびっくりな仕掛けが満載で、まるで水族館に行ったような気分になります。入場する入り口から始まり、大きな水槽に、沢山のいろんな魚が泳いでいる様子が、飛び出てくるんです。

そして、普通のページ、仕掛けページと、交互にかわっていきます。まるで、順番に水族館を歩いて回って見ているような感覚です。

後の方にはメインイベントである、アシカショーの仕掛けや、ジンベイザメやシャチという、大きな魚で締めてあります。なんてできた絵本だろうと感心しました。

下の子はもちろん、ものすごくはまり、毎回読んで欲しいと持ってくるようになりました。ちょうど一歳から二歳くらいのお子様にオススメしたい絵本だと思いました。本の大きさも小さめで、持ち運びにもぴったりです。ぜひぜひ体験してみて下さい。

不思議の国のアリス

推薦人:りつこ
この本は、子どもが、3歳の誕生日にプレゼントとしていただきました。紙だけで凄く迫力のある作りになっています。そして、本を開いて飛び出すだけではなく、自分で引っ張ってみたりする場所もあるので、好奇心も非常にくすぐられます。

物語は子どもの絵本にしてはかなりしっかり書かれていて、大人でも読みごたえがありました。そんな長い文でも最後まで読みきれるほどの魅力がしかけの方にあるので、私は物語を楽しみ、子どもは仕掛けを楽しむといった風に親子で楽しませてもらいました。

当時3歳だった子も今では10歳になりました。色んな本が破けて読めなくなったり、飽きて読まなくなって人に譲ったりするなかで、「不思議の国のアリス」だけは今も大切にしています。この絵本は親子で楽しめるだけじゃなく、子どもが大人になっても楽しめる本だと思います。

もしかしたら、あと10数年後には私と子どもと孫の三世代でこの絵本を読むなんてこともあるんじゃないかななんて想像しています。

きょうの おやつは かがみのえほん

推薦人:まいにち奮闘中
このえほんを知ったきっかけは、テレビでした。子供と見ていて、「すごいね〜!」と言っていたので、本屋さんで見つけたのを買ってみました。

ホットケーキの作り方が、えほんになっているのですが、本の片側が鏡のようになっていて90度の角度にすると立体的に見えるのです!

こどもは、「ふたりぶん だから、たまごは ふたつね」のところがお気に入りで色んな角度でえほんを見て、「たまこがふたつになったー!」といつも喜んで読んでいます。

ホットケーキをひっくり返すときに、すごく立体的に見えるのは、大人の私が見ていてもとても楽しいです!えほんなのに良いかおりがしてきそうな、とてもおいしそうなホットケーキです。

これまであまり絵本に興味が私自身もあまりなくて、でもテレビでやっている色々な仕掛けえほんをみて、すごく感動しました!

こどもはもちろん!大人でも読むのが楽しくなったり、子供に「読んで〜!と」言われても楽しくなれる絵本でした。ホットケーキを作るのが好きな我が家なので、余計にこの絵本は楽しめるのかもしれません。

いないいないばああそび

推薦人:さあさ
一歳男児子育て中です。「いないいないばぁあそび」という本が本当におすすめです。

まだ、一歳ということもあり、これまで本の読み聞かせに食いついてくれたことはあまりありませんでした。しかし、この本だけは違いました!!

内容としては簡単なもので、動物や女の子が一枚めくるたびにいないいないばぁをするしかけになっています。
お出掛け版という少し小さめサイズのものをいただき、出先で退屈そうなときに読んであげても、嬉しそうにニコニコしております。

いただいた方は子育ての大先輩で、お子様が男の子と女の子の三人いらっしゃいますが、三人ともが大好きな絵本だったとのことです。

同じ歳の私の甥っ子もすごく楽しそうに、声を上げて笑いながら見ていました。それまで「あまり本が好きではないのかな~」と思っていたので、楽しそうに初めて見てくれた大事な絵本になりました。

1日に何回も読み、何回も笑ってくれます。お子さまの初めての絵本に、本当におすすめです。

アンパンマンのいないいないばあ!シリーズ

推薦人:かぼすけ
あんぱんまんは子どもはもちろんのこと、大人でも楽しめるキャラクターになっています。そして、小さいお子さんはいないいないばあがとても大好きなので、喜びますし大人も一緒になって楽しむことができるのだと思います。そして、仕掛け絵本なので「ばあ」と開いたページはすごく笑顔になるのだと思います。

子どもが笑いますと大人も楽しいですし、ほほえましい気持ちになると思います。あんぱんまんは子どもが好きな要因がたくさん入っていますので、まだまだ分からない赤ちゃんでも楽しめることと思います。

そしていろんな表情を見せてくれるあんぱんまんの仲間たちがすごく愉快で、いつもぷりぷりしているばいきんまんでも思わずくすりとしてしまう表情をしていたりするので、大人もそんな表情のばいきんまんをみて笑わずにはいられないはずです。

そんな「いないいないばあ」の絵本は子どもの脳にいい刺激がたくさん入っていますので、読み続けてあげるとすごく良いと思います。

ピーターラビットのおはなし

推薦人:りほりほ
ピーターラビットは知っていましたが、物語などを読んだことがありませんでした。知人から子どもにプレゼントして頂き、読み聞かせをしたところ、とても興味を持って楽しんでいました。

ページをめくっていくと、仕掛けがたくさんあり、つまみを上下にひっぱるとピーターラビットがにんじんをパクパク食べているように見えたり、つまみをスライドするとおじいさんがピーターラビットを追いかけているように見えたり、大人も楽しめました。

はじめはどうしていいか分からなかった子どもも、やり方を見せてあげると夢中になって仕掛け絵本で遊んでいました。

あと、絵本なので文章があるのですが字が読めない子どもでも仕掛けを動かすことでなにをやっているか分かるのがいいなと思いました。

「こら~!まて~!」といいながら自分で物語を作っていきながら読み進めていたときは想像力を養うのにもいいのではと思いました。親子で遊べて子どもだけでも楽しめる仕掛け絵本は魅力がいっぱいです。

サンタの楽しいクリスマスーアイデアいっぱい

推薦人:ぶるーむーん
街にジングルベルが聞こえる前から、指折り数えて楽しみながらクリスマスを待つ絵本です。フレーベル館の「アイデアいっぱいサンタのたのしいクリスマス」はカード作りから、飾り付け、ゲーム、お料理まで分かりやすく説明してあります。デリ ロビンズ作、ジョージ ブキャナン絵、神島統夫訳です。

お子様と一緒にできる簡単な工作やお料理でご家族でお楽しみ頂けます。ツリーやトナカイやサンタやソリの型紙もあり手作りクリスマスが味わえます。世界のクリスマスのお祝いの飾り付け等、知らなかったことも沢山ありました。

我が家ではクリスマスまでの四週間に毎日1つずつ飾り付けをする事にしました。24個のマッチ箱の引き出しを作り中には各自で色画用紙で作った飾りを入れました。

それを降臨節(こうりんせつ ※キリストの到来を待つクリスマス前までの期間)の間に1つずつツリーに飾り付けました。毎日増えていく飾りと「今日は自分の飾りだ!」と子供達も喜んでいました。

他にも簡単な工作のアイデアがありました。女の子達は、デンマークのハートの飾りがお気に入りでした。色の組み合わせで雰囲気の違った物ができました。

もう1つ良いと思ったのは、巻頭の「もういくつ寝るとクリスマス」というカレンダーです。クリスマスまでのスケジュールみたいな物が提案されていて大人もカードやラッピングペーパーを作る時期を逃さずに楽しめました。挿絵はあまり派手ではありませんがほのぼのとした温かみがあるおすすめの一冊です。

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