学び方

人の弱みを突いて勝つ、その行動が自身に与える影響とは。「勝ち続ける意志力」 #ひとこと書評

癖というものは指摘されたところで簡単に矯正できるものではなく、『人読み』が功を奏すればかなりの確率で勝てるだろう。ただし、その戦法はその相手にしか通用しないため、きわめて個人的で限定的な強さとなってしまう。つまり、『人読み』に特化している以上、自分自身の成長はないということになる。「勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」(小学館101新書)」

格闘ゲームにおける伝説のプロゲーマー、梅原大吾さんの自伝「勝ち続ける意志力」より、自身の成長に関するひとこと。

1度だけの勝利のためなら、弱みを突くのは有効かもしれない。しかし、勝ち“続ける”ためには、その場限りの勝ちではなく、真正面から当たっていかに勝てるようにするかを考えるのが大事なのだという。

同じ人とばかり練習をしていても、成長に限界があるように、特定の方法でしか勝つことができないのであれば、戦略の幅は広がらない。これはスポーツや日常においても、同様であろう。

ゲームといえば、最近、自分はWiiUの『スプラトゥーン』にハマっていて、毎日のように水鉄砲の撃ち合いをしているのだが、相手の苦手なエリアや戦法を見つけると、ねちねちと同じことばかりやってしまうので…、性格の悪さという意味でも、少し反省したいと思う。

created by Rinker
¥814
(2024/04/25 11:23:35時点 Amazon調べ-詳細)