働き方

精神科医の教える ネガティヴな気持ちを整えるルーチン「月曜日がゆううつになったら読む本」

ネガティヴな気持ちをたくさん抱えていては、鉛の重しをつけてジャンプしようとするようなものです。少しは鉛をかるくしたほうが、合理的です。それは、だれかに話す、紙に書いてみるなど、頭から物理的に外に放出していくことです。ー5章 思考と行動のクセを変えて元気を取り戻す7つのレッスン-前向きな気持ちは、捨てることから始まるー 『「月曜日がゆううつ」になったら読む本』

精神科医 西多昌規さんの著書『「月曜日がゆううつ」になったら読む本』より、気持ちを軽くする方法に関するひとこと。

この行動の効果は、経験上、なんとなく分かる人も多いのではないかと思われる。そうやって、外に悩みを放出した上で、次は、ネガティヴな記憶から手を離すために、好きなことをするとよいのだそうだ。この順番が大事なのだろう。

「悩み事」と「不安な気持ち」というのは一見、イコールのように感じてしまうが、よくよく考えれば、実際には直結しているわけではない。「悩み事」をすぐに解決することは難しいかもしれないが、「整理」することは可能だ。そして、「不安な気持ち」は書き換えることができるということなのだろう。

自分の場合、スマホアプリを使って書いているtodoリストが、その役割を果たしているように思う。やるべき行動や仕事をすべて洗い出して整理することで、同じ効果が得られている気がする。

しかし、行動の意味や順番はあまり気にしていなかった。「整理して」→「忘れる」というルーチンは、今日から意識してみようかと思う。本書では、こうした「少しでも気持ちを軽くする努力」が、「ストレスに強い自分」をつくるには重要なのだと語られている。