学び方

断捨離の効果とは?捨てる過程で新しく買ったいろんなモノ

「断捨離」ってなんのためにするのでしょう?

「モノが減る」とか、「生活がシンプルになる」とか、物理的な変化は分かりやすいのですが、自分自身にそれで「何かいいことあるんだっけ?」と、もう一歩、そこから生じる効果について思い返してみると、ちょっと言葉に詰まってしまう感じでした…

今回、この「断捨離」の記事を書くにあたって、まずはそんな「断捨離」の効果というものをあらためて考えてみることにしました。

「断捨離」の効果とは?

片付けの標語として一般的となった「断捨離」という言葉。あらためてその意味を調べてみると「断捨離」とは、不要な物を断ち、捨てることで、物への執着から離れようとする思想のことらしい。「つまりは捨てることでしょ」と思っていたのですが、「執着から離れる」という思想こそが大切なのだとか。

では「執着から離れる」と何かいいことがあるのか?、「モノが減る」という物理的な観点だけでなく、「モノごとを考える心持ち」という心理的な観点が大切だというのであれば、まずはそこから考えていくべきなのかもしれません。

「効果」を物理的な観点以外から深掘りすると決め、いつものように書籍を当たることにしたところ、たまたま手に取った2冊の本に書かれていた言葉が目に止まりました。こちらの2つの言葉を抜粋させていただきたいと思います。

無駄な時間が減る

断捨離すると、無駄な時間が減り、有意義な時間が増えます。ー「2週間で人生を取り戻す!勝間式汚部屋脱出プログラム」-第二章 捨てて得られる現世ご利益-よりー


勝間和代さんの著書2週間で人生を取り戻す!勝間式汚部屋脱出プログラム」より、「時間」の観点からのひとこと。

著書の中で、勝間さんは無駄なモノを減らすことは、そのモノに対して「迷う」「考える」という時間を減らしていくことなのだと語られています。そうした無駄な時間を減らすことで、有意義なことに時間を割くことができるということですね。

長年、「仕事術」や「時間管理術」といった「効率化」を突き詰めた考えを提唱されてきた勝間さんだからこそ、“「断捨離」は「時間」を効率的に使うための手段である”とも言えるこの考えは、より響くなと感じました。

そして、また別の視点からもうひとつ。

無駄な意志力が減る

日々の生活の中で、選ぶ場面が少なければ少ないほど集中力は上がります。ウィルパワーに関するこの法則を知っていれば、生活は自然とシンプルなものに変わっていきます。
要するに、持ち物と選択する機会を減らせば、集中力は自動的に上がるということです。ー「自分を操る超集中力」-第2章 -高い集中力を生み出す7つのエンジン-よりー

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メンタリストDaiGoさんの著書「自分を操る超集中力」より、「集中力」という観点からのひとこと。

上記の言葉の中に出てきた、「ウィルパワー」とは「意志力」のことです。「意志力」は限りあるものなので、何かを「選択する」場面で迷えば迷うほど消耗してしまう。迷う場面を減らし、「意志力」を節約することができれば、集中したいものに「意志力」を使うことができるようになるのだと言います。

この「断捨離」が意志力に影響するという言葉も、DaiGoさんだからこそ響くものだと感じました。

2人の著者の言葉を総括すれば、

「無駄なモノ」を減らすことで、「迷う時間」を減らすことができる。「迷う時間」が減れば「意志力」を節約することができ、残った「有意義な時間」に「集中」することができる。

ということになります。

なんとなく「断捨離」による大きな利点というものが、見えてきた気がします。

ここで最初の「断捨離」は「執着から離れる」ことが大事だという話をふりかえってみると、確かに「モノを捨てる」だけではなく、「執着から離れる」ことではじめて、そのモノについて考える時間がなくなるのですから、今回上げた2つの効果を発揮するためにも「執着から離れる」という思想が大切なのかもしれません。

「断捨離」の考えは新しく購入する場面でも生きる

無駄な時間、無駄な意志力、を捨てられるということが「断捨離」の効果を発揮するには大事なのだと考えてみると、そもそも「捨てる」だけでなく、新しくモノを「購入する」ときにも、「迷うという無駄な時間」を発生させないようなモノを選ぶ必要があるでしょう。

自身を振り返ってみると、「断捨離」をしながらも、新しくモノを取り入れる際には、そういった観点で知らず知らずのうちに選んだアイテムが多いことに気づきました。この後はそんな断捨離生活の中で選びとってきた、「迷う時間」を短縮できるような「シンプル」なアイテムの数々をまとめて紹介したいと思います。

「断捨離」の過程で新しく買ったいろんなモノ

マワのハンガー(シャツ用、ズボン用)

いままでは複数の種類のハンガーを使っていたこともあり、ハンガー自体の厚みの違いで無駄なスキマができてしまっていました。とくにズボンは、折りたたんで引き出しに入れたり、真ん中で折り曲げて普通のハンガーにひっかけたり、していたのですが、それだとどうしても、スペースをとってしまいます。

しかし、シャツは横に広がらないこのマワのハンガーに統一して、無駄なスキマを解消し、ズボンも専用のハンガーを使って真っ直ぐ垂らして、シャツの横に引っ掛けることで、クローゼットの中でもキュッとまとまって、ひと目で全部の服を見ることができるようになりました。これによって「探す」という時間が格段に短縮されました。

また、このマワのハンガー。服がずりおちない特殊な材質でできているため、服の重みで落ちて「あー、もー」とうんざりすることも少なく、無駄な注意を払う必要もなくなります。

同じ色の無地の靴下

靴下の片方といえば、リモコンに次いで、行方をくらますやっかいな存在だと思います。どんな場面でも使えるオーソドックスなもの1種類で統一しておけば、片方が見つからず「あー、どこだー」と探す時間もなくなります。(これはけっこうやっている方も多い気がしますが。)

同じ色の木目の箸

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家の中で「これが私の箸」と決めてしまうと、自分の箸を探す時間が発生してしまいます。と同時に、これも靴下同様に、同じ色で左右が決まってしまうような特別な柄をつけないことで、何も気にせず2本取ればそのまま使えるようになるので便利です。

同じ柄の白の湯のみ

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すべての飲み物に対応できる万能のうつわ。熱いお茶はコレ、冷たい水やジュースはコレ、お酒はコレ、などといくつも種類があると、「あー、あれどこだっけ」と探す手間が発生してしまいます。朝のコーヒー用のマグカップだけは別で用意しているのですが、他はコレ1種類あればだいたい事足ります。

高反発の3つ折りマットレス

引っ越しを機に「ベッド、場所取るしいらんな」と思って、代わりに購入。布団とおなじ考えで床にそのまま敷いて寝ています。ベッドの良さはデザイン性や、マットレス下の通気性だと思うのですが、寝る時以外は、部屋の隅に簡単に折りたたんで立てかけておくことも可能で、3つ折りで立てかけておくと、見栄えも通気性も悪くはありません。人によっては収納に使うベッド下の空間は、個人的にはただ掃除のしにくいデッドスペースのように感じていたので、ここがなくなったのもプラスのポイントでした。

ビタミン剤を置くための木目プレート

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もともとビタミン剤は一式、ひとつの箱に入れていたのですが「側面やフタいらんな」と思い、ウッドプレートの上にそのまま置くことにしました。これを毎日何回も行く場所(冷蔵庫の横とか)に置くことで「あー、ビタミン飲むの忘れてた」みたいに思い出すきっかけになりますし、箱から取り出す手間も気にしなくてよくなります。

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ゴミ袋をかけるスタンド

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ゴミ箱から指定のゴミ袋に移す時間というのはけっこうかかるものですよね。移すのを「めんどくさい」と思ってしまうと、ゴミ袋いっぱいまで捨てにいかなくなってしまうことも。ならば、ゴミ袋をそのままゴミ箱にすればいい、ということで、このスタンドに指定のゴミ袋をつけて使っています。

キッチンの頭上の収納

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一番使う頻度の高い、コップやコーヒードリッパーを、他の食器と別にして、この棚を使い、すぐ目につく目線の位置に置くようにしています。1回1回の「探す時間」は数秒ですが、日々の積み重ねになってくるので、総じて考えるとけっこうな時間を短縮してくれています。

ワイヤレスのイヤホン

【進化版 3500mAh IPX7完全防水】Bluetooth イヤホン Hi-Fi 高音質 最新Bluetooth5.0+EDR搭載 120時間連続駆動 3Dステレオサウンド 完全ワイヤレス イヤホン 自動ペアリング ブルートゥース イヤホン AAC対応 左右分離型 Siri対応 音量調整可能 超大容量充電ケース付き 片耳&両耳とも対応 iPhone/ipad/Android適用
AKIKI

単純に「コードがじゃま」だったので、ワイヤレスのこのイヤホンに切り替えました。コードがからまらないような結び方もあるとは思うのですが、使った後何も気にせずにカバンに放り込めんで、出したらすぐ使える快適さがやはりすばらしいです。自分の使い方として、音を流さずに耳栓代わりに使うことも多いので、このコンパクトなイヤホンを重宝しています。

ワイヤレスのマウス

これもコードのいらない利便性がすばらしいです。ワイヤレスマウスに関しては、使ってる人はけっこう昔から使ってると思うのですが、とくに買い換える理由なく、コード付きのものを今も使っている方は、最近はそうとう安く(1000円以下とかで)、高性能のものが手に入るので、一度試しに使ってみてほしいです。

USBのポートハブ

USB Cハブ, USB – Cマルチポートアダプタ、8 in 1 Thunderbolt 3ドック、ドングル3にUSB 3.0ポートPD、4 K HDMI、イーサネットポート、Micro SD/TRカードリーダーfor MacBook Pro 2016 / 2017、Chromebook、Cノートパソコン
Pairyosi

スマホやポケットWiFiなどはコンセントから充電することもできますが、PCの横で同時にまとめて管理ができるようにこのUSBポートを購入しました。Macとの色の親和性がすごくいいのも気に入ってます。

フリクションの4色ペン

フリクションのボールペンは発売当時から愛用していて、青、赤、黒の3色を別々で使っていたのですが、この4色ペンが出たことで1本に集約。多色のフリクションボールペンは、いままでデザイン的にゴテゴテとした無骨なものばかりで、あまり使う気になれなかったのですが、このダークブルーの4色ボールペンはシンプルで見栄えもよく一目惚れしました。

スマホ用のモバイルバッテリー

読書の大半を紙ではなく、スマホで電子書籍を読むようになったこともあり、モバイルバッテリーはかかせないものとなりました。最近はamazonのKindle読み放題サービス「kindle unlimited」ばかり読んでいます。こちらも記事にしてまとめているのでよければ。

https://www.kiyoichi-t.com/embed/kindleunlimited

以上、「断捨離」の過程の中で取捨選択して残ったアイテムでした。いままでは「迷う時間」を短縮できるような「シンプルさ」というものを、あまり自覚なく選んでいたのですが、今後はより意識して選んでいこうかなと思います。

【こちらの記事も参考になれば】

https://www.kiyoichi-t.com/embed/minimalist.kindle

https://www.kiyoichi-t.com/embed/simplelife.book